【地主の目的と課題】
廃業した自動車整備工場の土地運用について悩みがあった
【効果】
大切な土地を手放さずに土地貸しとして引き渡すことができた
2代目として自動車整備工場を運営してきた堀池さん。廃業を決断し、自動車整備工場の跡地をどう運用するか悩んでいました。現在、その土地は「株式会社ナガワ」へ賃貸をしており、土地を活用しています。
今回のインタビューでは、どのような流れで近畿住宅流通へ依頼をすることになり、ナガワさんに土地を引き渡すことになったのか、それまでの経緯などを詳しく聞いてみました。
インタビュアー:今回、土地活用を依頼された土地はどのような土地だったんですか?
堀池様:もともと2代目の自動車整備工場を運営していた場所でした。今の人たちはインターネットを使って直接ディーラーさんに車を持って行くことも増えたので、町工場はもう時代遅れじゃないかと息子にも言われていて、夫の体調も芳しくなかったのでたくさん悩んでそろそろ廃業しようかって決断した土地でした。
インタビュアー:そういった経緯があったんですね。もともと近畿住宅流通に依頼するつもりだったんでしょうか?
堀池様:
いえ、岡部さんから1本の電話があり、数日後には事務所まで来てくださったのが初めての接点でした。いろんな会社さんからお声がけもされてて、最初はディーラーさんが購入したいといった話もありました。
でも、代々受け継いできた大切な場所なので、売却は絶対にしたくないと夫と決めていて。いろんなところに相談したんですが、なかなか話が進まず困り果てているところに岡部さんから電話がかかってきたんです。
インタビュアー:ナイスタイミングだったんですね、そこからなぜ近畿住宅流通にお願いしようと思ったんですか?
堀池様:最初は警戒していました。うちは滋賀県の土地なので大阪の方がわかってくれるのだろうか….都会の会社だし….と心配もしていました。しかし、そんな心配は必要ありませんでした。売却以外の案出しも早く、すぐに土地を借りたいと言ってくれる会社を見つけてきてくれました。
初めての電話から3ヶ月後には、借主さんとの大筋の条件が決まり面談もおこなってとてもスピーディーに話は進みました。何もわからない中で、岡部さんはとても心強い味方でした。手続きやこれから進めていくことなどを借主さんとの間に立ってこまめに連絡してくださり、安心して進めることができたのも、近畿住宅流通さんにお願いしようと決めた理由でした。
インタビュアー:なんでも相談できたのは安心材料として大きいですよね。そこから何もトラブルなくスムーズに借主さんに引き渡せたんでしょうか?
いえ、途中いろいろな問題もあって簡単に引き渡しとはならなかったんです。もともと夏頃には契約までが終わる予定でした。しかし、6月に整備工場の社長でもあった夫が亡くなり、代表者の変更手続きなどをおこなわなければなりませんでした。また、整備工場のあった土地が埋蔵文化包蔵地でもあったので、そちらの調査も必要でした。
埋蔵物、発掘調査に関しては問題はなかったのですが、その後に浄化槽設置の手続きに手間取っているとの連絡が来ました。前面道路からの下水管引き込み工事は1年以上で費用も相当かかると言われ、これはもう無理かなと思いました。ここでも岡部さんが即座に動いてくれて、水道課の人や設計士さんなどと協力して、土地貸しを進められるように収めてくれました。
堀池様:本当にここまでさまざまなことがありました。でも、岡部さんだから安心して任せられました。スムーズにやり取りをしてくれる相手を選ぶことは大事だなと思います。電話だけじゃなくて、テキストのメッセージでやり取りをしてくれたので、こちらもわかりやすく進めやすかったです。
何もわからない中で進めていたので、たくさん相談して進めていました。今後、土地を後継していく息子にも参加してもらって手続きを一緒にやったので、そちらも安心しています。また、別の土地では数年契約で土地を貸していたこともあったのですが、たった1年で出ていってしまったところもありました。土地を貸すのも手続きなどで簡単ではないので、長期間借りてくれるところを探すことのっできる不動産会社さんを見つけるのが良いと思います。
今の借主である「ナガワ」さんは、企業もどんどん拡大していってる最中で、長期間借りてくれる借主さんです。また、近畿住宅流通さんの方でも、ずっと借りてくれるような契約にしてくれているとのことでお話も伺いました。フォローの面も手厚かったですが、借主側のことも考えて動いてくれていたので、そこも大切なんだなと思いました。
担当からのメッセージ
堀池様は、代々受け継いでいた土地を次の世代へどのように引継ぐか、代表者の交代で何から手を付ければいいのかといった悩みをお持ちでした。何度かお会いさせていただく中で、心の内にあることをなんでも率直にお話していただけているように感じ、その度に私自身も「何とかしたい」と心が引き締まりました。新しい店舗も無事にオープンし、現在ではナガワさんがスポンサーをされている『がっちりマンデー』や『旅サラダ』などの番組も観ていただいているとのこと。これからも地主さんとテナントさんで良好な関係が末永く続いていくようしっかりフォローさせていただきます。
近畿住宅流通からのメッセージ
今回お話を聞かせていただいたのは、ロードサイドで長年事業を営まれていた地主さんです。会社をたたんだタイミングで土地活用の方法を検討されましたが、思うように進まず苦労されていました。ロードサイド物件の取扱いに強みを持っている弊社では、出店意欲が高いさまざまな企業をご紹介し長期間の契約を交わすことができました。この度の私たちの仕事は、地主の堀池さんには『テナントさんの事業を深く知っていただくこと』、テナントのナガワさんには『地主さんの想いや考えを理解していただくこと』でした。時間をかけ双方で信頼関係を築ことができ、無事お悩みを解決することができました。